ザリガニ(アメリカザリガニ)は戦後日本に移入され、瞬く間に日本全国に生息地を広げました。その結果、今では日本人にとって馴染みのある動物です。
近年は外来種として駆除対象になり悪役のような扱いをされていますが、触れ合ってみるとその姿はとても可愛らしいものです。
今回は、そんな可愛らしいザリガニの飼育方法を紹介しようと思います!
目次
ザリガニの入手方法
まずはザリガニの入手方法です。
公園、池、川で釣る
一番ポピュラーな入手方法ではないでしょうか?
ザリガニは水辺がある公園ならほぼ確実に生息しています。
飼育することはもちろんですが、釣ることも楽しいのでザリガニ釣りでの入手をオススメします。
めちゃ釣れるザリガニの釣り方はこちらで紹介しています!参考にどうぞ!

石神井公園以外でもこの釣り方で十分に対応できます。
ペットショップで購入する
家の近くに水辺がない場合はペットショップで購入すると言う選択肢もアリです。
餌用のアメリカザリガニでも良いですし、オレンジザリガニやタイゴースト、フロリダブルーなどの品種改良された美しい個体を飼育しても面白いです。
フロリダブルー(フロリダハマー)
また、近所の夏祭りやエキゾチックアニマルのイベントで入手することも可能です。
特にイベントはチャンスです。沢山のお店の個体を一度に見ることができます!
しかも気に入った個体はその場で購入できるので超オススメです。
ザリガニの飼育方法
続いてザリガニの飼育方法についてです。
飼育に適した水槽
ガラス製のものは綺麗で、水槽内がよく見えます。
なので最初はガラス水槽をオススメしますが、持ち運び時に重かったり、割ってしまった時に値段が高いとショックなのでうちでは百均の「米びつ」を使っています。超便利です。
飼育の水はカルキを抜きましょう!
ザリガニ飼育に用いる水ですが、一般的にはカルキ抜きをすることが推奨されています。
カルキ抜きが本当に必要なのか、は試してみようにも死んでしまったら可哀想なので検証できません。。
冬の越し方
自然下のザリガニは冬になると冬眠します。ですが、冬眠は少なからずリスクを背負います。
安全に冬を越したいという方は水槽を室内に置き、ヒーターで加温して冬を越すことをオススメします。
与える餌について
ザリガニの餌は基本的に「ザリガニの餌」と書かれているものを使用しています。
煮干しや刺身を頬張る(?)ザリガニは可愛いですが、その分、水が汚れます。
水が汚れると異臭を発するのでメンテナンスの回数が増え、生体に負担をかけることになります。なので煮干し等の餌をたくさん与えることはオススメしません。
水槽に入れる水の量
ザリガニ水槽の水の量ですが、水槽の半分くらいの水量を目安にしています。
水が多すぎると飛び出してしまい、少なすぎると水が汚れるのが早まり異臭がして来るからです。
また、水量が多すぎると水槽を持ち運ぶ場合に不便というのもあります。
水槽の水換えの量と頻度
水換えの量は、水の半分の量を週一回の頻度で換えています。
ですがこれはあくまでも目安で、餌を与える量や水量によって変わります。
自分の水槽に合った水換えの頻度を見つけましょう!
脱皮は夜中に行われる!
ザリガニの脱皮ですが、幼体の時が一番高頻度で脱皮し、成体になるに連れ頻度が減ります。
脱皮の仕方は全身の殻を脱ぐ形で行います。
脱皮前
脱皮の前は背中側の殻が浮いていることがあります。また、食欲もなくなります。
脱皮中
脱皮は夜中に済ませていることが多いです。脱いでいる途中でストレスを与えると脱皮不全で命を落とすことがあります。そっとしておきましょう。
脱皮後
脱皮後のザリガニは体が柔らかいです。料理で言うところの「ソフトシェル」です。他の生き物と混泳している場合は攻撃されないように注意してください。
脱皮殻は食べたり食べなかったりします。すぐ回収するのではなくしばらく放置してあげましょう。
ザリガニの脱皮殻
フィルターは必要?
フィルターを付けるか否かは悩みどころです。
当然、水質を保つメリットはあるのですが、
反対にうるさい、チューブなどを伝ってザリガニが脱走するなどのデメリットもあります。
僕は実際にチューブ伝いに脱走された経験があるのでフィルターはつけていないです。
短期間で水換えをするなら不必要だと思っています。
まとめ
- 入手方法はザリガニ釣りがおすすめ!
- 水はカルキ抜きした方が良い!
- 冬眠は無理にさせなくて良い!
- 水量は多すぎず少なすぎず!
- 脱皮中は邪魔をしないように!
今年の夏は、入手も飼育も簡単!だけど奥が深い、素晴らしきザリガニの世界に足を踏み入れてはいかがでしょうか!?
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