埼玉県を流れる都市河川、柳瀬川。
綺麗な水と多彩な魚種で地元アングラーからの人気が高い釣り場です。
今回はそんな柳瀬川で釣れる遡上魚、「マルタウグイ」の釣り方について紹介していきます。
目次
マルタウグイとは?
マルタウグイは、黒い背中と体側のオレンジ色がチャームポイントの大型のウグイちゃんです!
ウグイといえども体長は50cmを超え、海で小魚等を食べて育っているので心なしか顔もごっつくなっています。
春になると多摩川などの東京湾以北の河川に遡上し産卵するので、その時期に多く釣られることが多い魚です。
名前の通り(?)のまるまるとした体型が繰り出す強烈なファイトは、挑んだ釣り人全員を病みつきにさせてくれることでしょう!
柳瀬川へのアクセス方法は自転車と電車がおすすめ!
柳瀬川へのアクセス方法についてです!
遠くから行く方は電車の方が楽ですが、魚をキャッチする難易度が多少上がります。
ランガンが楽な自転車が一番のおすすめ!
マルタウグイ釣りは、その日その日で魚の付き場が変わっていく釣りです!
なので、川の最下流から上流までを見て回れる足が必要になります。
自転車で行く場合には、めぼしいポイントを撃ってダメだったら次に行くランガンスタイルが非常にやりやすいので、家が近い方は是非自転車でのアクセスをオススメしたいです。
電車の場合はポイント1つ1つを大切に!
電車でアクセスした場合ですが、柳瀬川周辺はレンタルサイクルがないので基本的に徒歩での移動になります。
いくら体力がある人でも、1日に回れるポイントの数は限られてくるので1キャスト1キャストを大事に、丁寧に釣りをしましょう!
バスロッドで大丈夫?リールやラインの太さ等、タックルについて!
マルタウグイを狙うタックルについてです!
大型個体の引きはパワフルで凶暴なので、弱いタックルだと伸されてバチクソに走られる未来しかありません。
魚を無駄に疲れさせる長いファイトやラインブレイクを防ぐために、最適なタックルで挑みましょう。
竿はバスロッドの転用か強めのトラウト用を!
まずロッドですが、まあバスロッドで大丈夫です。
なんとかなります。
また、本流を攻めるトラウトロッドでも余裕です。
彼らは吸い込むようなバイトをしてくるので、ティップが柔らかいファーストテーパーのロッドがアタリを弾きにくくてGoodです。
リールは2000番〜3000番のスピニング!
マルタウグイのファイトはかなり特徴的で、「ギュンッ」っと急に引くことが多々あります。
なので、それに合わせて滑らかにドラグが出てくれるリールが望ましいです!
ちなみにサイズは2000番から3000番くらいがおすすめですが、別にあまり気にしなくて大丈夫です!
※1000番サイズでも取れないことはありませんが、しんどいです(笑)
ラインは4lbから12lbくらいまで!
ラインですが、柔らかいロッドなら4lbで、硬めのロッドなら12lbまでくらいで考えておいて下さい!
柳瀬川自体そんなに広い川ではありませんし、巻かれるようなカバーもないので基本的に細めで大丈夫です!
簡単じゃない!マルタウグイの詳しい釣り方について!
続いてマルタウグイの釣り方についてです!
「爆釣止まらんw入れ食いでワロタwww」
って豪語する人と、
「全く釣れん死にそう」
って萎えてる人、どちらもいます。
ですが、実際のところはどちらでもないことが多いので、しっかりとポイントを把握して手堅く1匹づつ釣っていきましょう!
2月?3月?4月?狙うべきシーズンはいつだ!?
マルタウグイを狙うシーズンについてです!
春というのは確定なのですが、「春のいつなのか」が大事ですし、多分皆さんもそこが気になっていると思います。
結論から言ってしまうと、ベストは3月後半〜4月です。
マルタウグイ自体は2月の中頃から少しづつ遡上しているので、2月中も釣れないことはないです!
釣れないことはないですが、河川部に少しづつ魚が溜まっていき、産卵直前となる3月まで待つと、より個体数が多い状態で釣りをすることが出来ます。
口を使ってくれる個体は群れのごく一部だけなので、母数を増やしておくことが大事になってきます!
また、マルタウグイがちゃんと遡上しているかをチェックするには、シーバスアングラーのSNSのチェックも大事です!
特に運河シーバスやリバーシーバスをやっている人は、早春の時期に、シーバスと一緒にマルタウグイの釣果をアップしていることがあります。
そういった投稿が見られはじめたらマルタさんたちの遡上が始まっている合図なので、2週間〜1ヶ月後くらいに川に行くと良い釣果が得られます!
柳瀬川のマルタウグイポイントを3つ紹介!
マルタウグイを釣るにあたって一番大事とも言えるポイント探しについてです。
- 堰の下
- 水深があり流れの緩いところ
- 魚止め
この3種類のポイントに彼らは群れているので、川を歩きながら良いポイントを見つけて撃っていきましょう!
今回は、柳瀬川の激アツ王道のマルタウグイポイントを3つ、マップとともに紹介していきます!
新河岸川と柳瀬川の合流点
柳瀬川のマルタウグイポイント、1つ目は新河岸川との合流点です。
小さいですが堰のようになっていて、新河岸川から上がってきた魚たちを足止めしているのでストック量がピカイチです!
堰の直下は特に魚が多いですが、非常に根掛かりも多いのであまりボトムを攻めすぎないのが吉です。
富士見橋下
柳瀬川のマルタウグイポイント、2つ目は富士見橋下です。
スモールマウスバスでも知られるこのポイントは、2019年の台風以降鯉やニゴイが大量に居着く場所になりました。
遡上してきたマルタウグイたちも、流れが緩いこの場所で群れていることが多いので必ずチェックしたいポイントです!
英橋周辺
柳瀬川のマルタウグイポイント、3つ目は英橋周辺です。
橋脚のえぐれとその上流側はマルタさんたちが群れやすい環境になっていて、足場もいいので比較的釣りやすいですが釣り人がかなりいます。
無用なトラブルを避け、お互いが譲り合って釣りをしましょう!
柳瀬川のマルタウグイ攻略のおすすめルアーはこれだ!
柳瀬川のマルタウグイ攻略のためのルアーについてです!
多摩川と違い川幅が広くないので、飛距離の出ない軽量ルアーやフライでも十二分に勝負ができます。
おすすめルアー1:スミス/Dコンタクト
おすすめルアーの1つ目は、渓流ルアーに強いスミスから販売されているDコンタクトシリーズです!
ドリフトさせながらの小刻みなトゥイッチでリアクションバイトを誘い、産卵目前で食欲がない魚にも口を使わせることができます。
マルタウグイ狙いの時には50mmと45mm(Dコンパクト)が活躍しますが、スレ掛かりで切られることも多いので好きなカラーを2個づつ持っていって下さい!
おすすめルアー2:スミス/AR-S(スピナー)
おすすめルアーの2つ目は、これまたスミスが出している傑作ルアー、AR-S(スピナー)です!
川の水深に合わせて2.2gと3.5gを使い分け、ドリフトさせながらの魚の口の前を通す使い方がおすすめです。
最初はトレブルフックが付いているのですが、産卵前のマルタさんのことを考えてシングルバーブレスにするのもアリです!


リアクションバイト一択!ルアーのアクションについて!
ルアーのアクションですが、ゆっくりとした誘いで魚に追わせて食わせるよりも、魚の口元に送り込んでリアクションを狙った方が効率が良いです。
マルタウグイという魚は、どこに群れていてどこのレンジにいるのかが比較的見えやすい魚です!
なので、マルタの群れを見つけたら上流からそーっと近づいて、ダウンクロスでルアーをドリフトさせながら口元を通してリアクションバイトを狙いましょう。
餌でも釣れる?
餌でのマルタウグイ攻略ですが、あんまり釣れる印象も釣れてる話も聞いたことがありません。
産卵目的(食い気がない状態)で遡上してきていて、リアクション以外で口を使わせるのは至難の技なので、ルアーの方が広く探れて効率が良いと思われます。
ただ、フライの人は毛針で釣っているので、餌でも上手に口元に送り込むことができればバイトするのかもしれません!
釣ったマルタウグイは食べられる?
釣ったマルタウグイですが、食べることができます。
水が汚いところの個体は結構臭うらしいですが、柳瀬川の水は綺麗ですし、お腹には卵も入っていて美味しいらしいので興味がある方は乱獲しない程度に釣って食べてみて下さい!
遊漁券を購入して釣りをしよう!
埼玉県の管轄の柳瀬川で釣りをする際は、遊漁県の購入が必要になります。
1日券が600円なので、渋らずに買ってトラブルのない釣行にしましょう!
ベイトフィネスでマルタウグイ!?
ベイトフィネスで楽しむマルタウグイゲームですが、結論から言うと
「悪くない。」
って感じです。
キャストのアキュラシーが高い分魚を掛けるまでは楽しいですが、ファイトはスピニングの方が楽しいので自分のやりたい方で楽しみましょう!
まとめ
柳瀬川でマルタウグイを釣ろう!のまとめです。
- アクセスは自転車と電車がおすすめ!
- バスロッドか強めのトラウト用で十分!
- リールは2500番前後のスピニング!
- ラインは太すぎず細すぎず!
- ベイトフィネスもあり!
- ルアーアクションはリアクション狙いで!
- 釣ったマルタは食べられる!
- 遊漁券を購入しよう!
こんな感じでしょうか!?
多摩川まで行かずとも楽しめる柳瀬川のマルタウグイゲーム。
海からはるばるやってくる彼らのオレンジで、春を感じてみてはいかがでしょう!?
今回使用したタックル(ロッド)のコーナーです。

オーバーサイズの鯉やニゴイが掛かっても、焦らず対処できるMG600-5sに救われることが多くあった釣行でした!
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