シーバス用のワームが数多く開発され、それに伴い必要性が高まってきたアイテム、ジグヘッド。
メーカーによって針先の強度やコスパ等それぞれに特徴があるアイテムです。
今回は僕がワームを使ってシーバスを狙う際に満足のいくジグヘッドを探してきた結果をまとめてみました。
目次
対シーバスでジグヘッドを使うメリットについて
シーバス釣りにおいてジグヘッドを使うメリットを簡単にまとめました。
苦手意識がある方も、既にその便利さに取り憑かれてしまったジグヘッドワーム信者の皆さんも、今一度確認してみてください!
ワームが投げられる&オフセットフックよりもバイトを拾いやすい
現在、シーバス釣りでワームを投げようとする場合に必ず必要になってくるのがジグヘッドです。
ワームフックとしてジグヘッドが愛される主な理由として、針先が隠れているオフセットよりも針先が剥き出しのジグヘッドの方がシーバスの雑なバイトを拾いやすい点が挙げられます。
重さや付けるワームによっても色々なレンジやアクションを繰り出すことができる便利アイテムなので、今まで使ったことのなかった方もぜひ使ってみて下さい!
ジグヘッドメリット記事リンク
針を伸ばされることが少ない
ファイト中、プラグに多く採用されているトレブルフックよりも、針が伸びることが少ない(ほぼ無い)のもジグヘッドのメリットです!
フッキングの際に、魚に伝わる力が最大3方向(6や9の場合も)に分散するトレブルフックよりも、こちらがロッドを煽った力が1点に集中してシーバスの顎を貫通するジグヘッド(シングルフック)の方が、ファイト中に針が伸びにくいのは明白です。
秋〜初冬のまるまると太った65up(コノシロ食い)のシーバスたちをドラグを出さずに捩じ伏せたりもしましたが、ゴリ巻きすぎてバレることはあっても針が伸びることはなかったです。
一度掛かればバラす確率が低い!(経験上)
プラグよりも圧倒的にバラすことが少ないのもジグヘッドのメリットといえます!
先程の針が伸びにくい件と一緒で、一点に力が掛かる=フッキングが上手くいきやすいので、針のカエシまでしっかりと魚に刺しきることが比較的簡単にできます。
その結果ファイト中のバラシは減り、ランディングの時に少しテンションが抜けたくらいでは外れないような安定したファイトができるようになります。
また針が伸びにくいのは、少し足場が高いところから魚を抜きあげる際にも便利です。
東京湾奥や荒川上流のピン撃ちでは魚を抜きあげるシチュエーションに時折出くわしますが、プラグだと針が曲がってポロリしてしまう掛かり方でも、ジグヘッドががっちり刺さっていればキャッチできる確率は上がります。
シーバスに使えるおすすめジグヘッド3選
シーバスに使えるおすすめジグヘッド3選です。
今年(2020年)の秋シーズンをワームでの釣りにこだわった僕が、メーカーを問わず、戦力としてストレスなくしっかり使えるジグヘッドを全力で吟味した結果をお届けします。
コアマン(COREMAN) パワーヘッド
1つ目のおすすめは人気シーバスルアーメーカー、コアマンから出ているパワーヘッドシリーズ!
(写真は3本ですが本当は4本入りです)
使っていて感じた長所は、針がかなり摩耗に強いところです。
僕が今季ホームポイントにしていた場所は手前がゴロタのブレイクになっていて、すぐに外れる根掛かりが多発する場所でした。
そんな時に活躍してくれたのが、摩耗に強い針先をもつパワーヘッドシリーズでした!
針は強めの細軸で、ゲイブは浅め、ヘッドから5mmくらい離れたところには夜間に発光するワームキーパーが付いています。
ノーマルのパワーヘッドが2g/4g/6g/9g/12g/15g、パワーヘッドミニが3g/5gとウェイトも小刻みにラインナップされているのもパワーヘッドの良いところです。
個人的に、現段階では最強です。
フジワラ ムゲンヘッド
2つ目のおすすめは、シンカーやフックを主に制作されているフジワラさんから、ムゲンヘッドシリーズ!
初めて見るメーカーさんだったので恐る恐る購入し使ってみましたが、コレが凄く良かったんです。
大人気メーカーコアマンさんの商品よりも売り場での競争率が低く、上で紹介したパワーヘッドが置いてない時にも在庫があったりして救われたこともありました。
というか実はコアマンのパワーヘッドよりも先にこのムゲンヘッドを使っていた時期があり、正直、シーバスのジグヘッドはもうこれで十分だろ!と思うくらいでした!
針は比較的強めの細軸めで、ゲイブは普通、ヘッドから7mmくらいまでワームキーパーが付いています。
ウェイトラインナップは3.5g/5g/7g/10g/14gとなっていて、小場所から外海まで広くカバーできます!
あくまで体感なのですが、コアマン、パワーヘッドの方が若干根掛かりも少なく針先も強く、なんでしょう、パワーヘッドが100点だったらムゲンヘッドは75〜80点くらいの印象です。
次に紹介する静ヘッドよりは圧倒的に針先が強いです。
ロングシャフトモデルも。
オーナー(OWNER) 静ヘッド
3つ目のおすすめは、オーナー(OWNER)から、静ヘッドシリーズ!
流通量が多く、遠征先の釣具屋などでも安定して入手できるので3位に入れておきました。
針先が少し摩耗に弱い印象を持っているので僕はあまり使うことはないですが、人気のあるジグヘッドです!
針は強めの太軸めで、ゲイブは広め、ヘッドから7mmくらいまでワームキーパーが付いています。
ウェイトラインナップは5g/7g/10g/12g/14g/16g〜なのでシーバス釣りにおいて使いやすい重さです!(21g/24g/30g/36gも存在します)
針部分の材質が柔らかいのか、根掛かりなどで針先が潰れてもフックシャープナーで削って復活させることが楽に出来ます。
シーバス用ジグヘッドの重さは5g前後がオススメ
シーバスで使うジグヘッドの重さの選び方についてです。
結論から言うと、基本的には5gから15gを持っておけば間違いないです。
上流域のインレットや港湾部のピン撃ちから、オープンフィールドのコノシロパターンなどの遠投が必要になる場面まで、大体5〜15gがあればなんとかなります。
これは僕の2020年シーズンの話なのですが、春から夏にかけてのイナッコに付くシーバスを狙っていた時は5g前後、秋のコノシロ付きを狙っていた時は15〜21gを多用していました。
そして、この重さをどうやって選んだかというと、ズバリその場所でぎりぎり着底ができる重さです。
釣り場に着いたら、まずワームをセットしたジグヘッドをフルキャストしボトムを取ってみます。そこでストンっとすぐに着底してしまうようであれば少し軽いもの、流されたり深すぎたりで着底できない(感じ取れない)ようだったら少し重くするという感じで調整していきます。
当然、どんなレンジでどんなアクションをさせたいとか、どんなスピードでどこのレンジを引きたいか等にも左右されまくりですが、大体は上記の方法で選んだ重さで釣りをするのが単純で無駄に悩むことがないので良いと僕は考えています。
もちろん正解とは限りませんので参考までに…。
※ちなみにご存知の方も多いかと思いますが基本的に軽い方が根掛かりは少なく、レンジをより細かく刻むことが出来ます。
ただ巻きやダート等、アクションは多彩
ジグヘッドは非常に自由なアイテムで、王道のただ巻き以外にも、リフトアンドフォールやストップアンドゴー、付けるワームによってはダートアクションまでもをこなすことが出来ます。
僕がワームでシーバスを狙う際に、特に好きなのがシャッドテールワームのただ巻きで、スレたポイントでのナイトゲームで強いことはもちろん、よっぽど条件が悪い日以外はデイゲームでも十分に活躍してくれます!
コアマンのVJ&アルカリシャッドやケイテックのスイングインパクト、エコギアのグラスミノーなどがそれに該当し、極端な話巻いているだけで釣れることもあるので何も考えたくない時などに使います()
また、ダートアクションに対応したワーム(例:ダイワのミドルアッパー)をジグヘッドに装着し、ロッドを連続で煽ればダートアクションを繰り出すことも可能です。

飛距離が欲しい時はサーフ用ルアーも要チェック!
ここまで紹介してきたジグヘッドを用いた釣りですが、飛距離にはあまり期待できません。
と言うのも、ルアーはキャストする際におしりの方から飛んで行くものであり、それと反対の頭の方に重心があるジグヘッドリグは基本的に飛行姿勢が良くなくあまり飛びません。
ですがもちろん例外もあります。
サーフ等で使うことを想定して開発されているジグヘッドは飛距離に長けているものが多く、場合によってはプラグより全然飛ぶ物が出てきたりもします。
有名どころではDUOのハウルシャッドやBlueBlueのジョルティ等が該当し、主にオープンフィールドで活躍してくれます!
実際にあった例だと、夜のリバーシーバスで明暗を撃っているときにシーバス用のルアーが軒並み流心に届かず、「鮃捕食用」ときっちり書かれたハウルシャッド21gで70upをキャッチしたことがあります。
ジグヘッドワームを使っていて飛距離が欲しい時はサーフ用のジグヘッドも要チェックです!
アシストフックはワームのアクションの妨げにならないように!
対シーバスでジグヘッドを使っていると、バイトはあるのにフッキングに至らない!ということが起こりえます。
僕がたまにあるのはシャッドテールワームのおしりだけを齧られ、「ぷーん」みたいな感触(伝われ)なのですが、そういったことが起こると必ずやりたくなるのがアシストフックの装着です。
ジグヘッドのアシストフックについてp
針が1本しか付いていないジグヘッドのフッキング率の低さを憂い、ワームの後方にフックを取り付けようと試みる方も多いかと思います。
そしてこのときに大事になってくるのはズバリワームの動きを妨げないことです。
分かりやすいのはシャッドテールワームで、おしりの方にフックを付ければ単純に動きが悪くなりますし、泳ぐ姿勢も全くの別物になります。
また、空気抵抗が増えるのでさらに飛距離が出なくなりますし、エビる(絡まる)確率が100倍くらいになります(生物部調べ)
なので、アシストフックを付けたくなったら、大人しくコアマンのVJをはじめとする、最初からフックが複数付いているルアーを頼るのが間違い無いです。
(ご存知の方も多いかと思いますがルアーの色等を変えてみるとバイトが深くなったりもするのでショートバイトに悩んだ時はお試しください)
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