多摩川や柳瀬川等、都会で狙えるビッグフィッシュとして人気を博すマルタウグイ 。
そして彼らを釣るにあたって一番大事といっても過言ではないアイテム、ルアー。
ということで今回は、毎年早春に関東3河川でマルタウグイを狙っている僕が、マルタウグイ攻略のためのオススメルアーとその使い方を紹介していこうと思います。
マルタウグイを攻略するためのルアーの選び方!
まずマルタウグイ狙いで使うルアーの選び方についてです! この釣りには大きく分けて2つのシチュエーションがあり、使うルアーや攻め方が変わってきます。
なので最初に状況別のルアーの選び方について少し書いていきます。
(これから記事の中で登場する「瀬」っていうのは川のこんな感じのところのことです)
まだ瀬に入っていない(水深のあるところにいる)マルタウグイを狙う場合のルアーの選び方について!
まだ瀬に入っていないマルタを狙う場合のルアー選びについてです!
彼らは2月から3月にかけて、数百匹の群れを成して海から川へと遡上してきます。
そしてその際に潮の干満や河川の増水、渇水などの影響で遡上が一時ストップされると、マルタの群れは水深のあるプールに溜まることがあります。(多摩川だと二ヶ領宿河原堰堤など。)
このような場合は故意的に彼らの口元にルアーを送り込み、トゥイッチなどのアクションでリアクションバイトを狙う必要があるため、しっかりと沈められる、少し重さのあるルアー選びが重要になってきます!
タイプもフローティングよりもシンキング、ヘビーシンキングあたりがちょうど良いので渓流用のシンキングミノー等の使用がおすすめです!
ちなみに釣れるマルタは体色が灰色と薄いピンクのことが多くあまり綺麗ではないです。
産卵直前&産卵中、瀬に入っているマルタを狙う場合のルアーの選び方について!
産卵直前や産卵中など、瀬に入っているマルタを狙う場合のルアー選びについてです!
時期で言うと4月後半くらい、数々の難関(堰堤など)を突破し、産卵をするにふさわしい瀬に辿り着いたマルタたちは川底が真っ黒になるくらいの密度で産卵を始めます。そしてこのときが一番釣れます!
なぜこのときが一番釣れるかについては、
・目の前を横切るルアーに普通にリアクションバイトしてしまう説
・産卵の際に川の上流を向いて口を開けているので流れてきたルアーが口に入ってしまう説
・川底の卵が産み付けられたスポットに流れてきたゴミ(ルアー含む)を口で咥えて外に出してる説
等の諸説が無数にあり、真相は分かりませんがこの時期はとにかく釣れます!(ちなみに僕は2番目と3番目が正しいと思っています。)
このような場合は、フローティングミノーやシンキングペンシルなどの表層から中層を泳ぐルアーを群れの上流側に投げ、リールを巻かずにルアーを流してるだけというのが一番釣れるので沈みすぎないルアーを選びましょう!
ルアーのサイズに関してはあまりシビアではなく、小型のミノーから10センチ程度のシンペンまで大小様々なルアーで釣れます。(おすすめは下の方に書いています!)
ちなみに釣れるマルタのほとんどは体色が黒と濃いオレンジで、個体差こそありますが綺麗な魚が多いです。
ルアーのカラーは赤がいいってほんと!?
マルタを狙うルアーのカラーは赤がいい!という話をたまに聞きますが、僕の経験から言うと全くそんなことはないです。
個人的にマルタのルアーのカラーで唯一こだわっているのは「フラッシングするか否か」で、それ以外は全部一緒だと考えていて、
特にマルタ狙いのようなリアクションバイト狙いの釣りの際は、赤とかよりもフラッシングを意識してカラー選びをした方が良い気がします!
ゴールドやシルバー、そのほかフラッシングするようなカラーで装飾されているルアーはたくさんあるのでそういったものを選ぶのが吉です!
絶対的信頼のオススメルアー6つとその使い方について!
状況別のルアーの選び方もバッチリ書いたことですし、マルタウグイ攻略のためのオススメルアーとその使い方を紹介していきます。
マルタウグイ狙いの王道、多摩川に限らず、どこの川でも使えるルアーたちを選抜したので場所を選ばず使うことができます。
「マルタウグイが釣りたいけれど何を投げたら良いのかわからない!」という方や、「今自分が持ってるルアーで攻略できるの?」という方の参考になれば幸いです。
オススメルアー1:スミス/Dコンパクト45
おすすめルアーの1つ目は、スミスの渓流用ヘビーシンキングミノー、Dコンパクト45です。

マルタウグイが瀬に入っていても入っていなくても使えるミノーで、下流にキャストして群れの前方や中を通すイメージでドリフトさせるとスイッチが入った個体がリアクションで食ってくれます。
反応がないときはドリフトさせながらのトゥイッチも効きますがスレ掛かりが多発するので、ジャークではなく丁寧に、ルアーの頭がトントンッと上下するくらいの優しさでトゥイッチするのがおすすめです。
オススメルアー2:DUO/スペアヘッドリュウキ45S
おすすめルアーの2つ目は、DUOの渓流用シンキングミノー、スペアヘッドリュウキ45sです。

45ミリということでサイズは上記のDコンパクト45と同じ、使い方もDコンと似ていて下流に投げてのドリフト&トゥイッチで使います。
ただ僕がDコンとリュウキが違うと思ってる点が一つあって、Dコンの方が沈みやすい気がするんです。本当に気がする程度なんですけど。
重さで言えばDコン45は3.5gでリュウキ45は4g。でもなんかリュウキの方が沈みにくい気がするので水深の浅いところではこのスペアヘッドリュウキにお世話になっています。
オススメルアー3:スミス/AR-s(スピナー)3.5g
おすすめルアーの3つ目は、スミスの渓流用スピナー、AR-s 3.5gです。

キャストがしやすく(対岸ギリギリに投げやすく)着水音が静かなので魚に警戒心を与えにくく、プルプルとした微波動とフラッシングでリアクションバイトが誘える優秀なルアーです!
使い方としては目視でマルタウグイの群れを確認し、群れの前方を横切るように対岸にキャストして、マルタの口元とレンジを合わせてドリフトさせながら巻いてくる釣り方が実績が高くオススメです。
ニゴイも釣れます
オススメルアー4:スミス/AR-s(スピナー)2.1g
おすすめルアーの4つ目は、スミスの渓流用スピナー、AR-s 2.1gです。

先ほどの3.5gよりも少し軽く、より水深が浅い瀬などのポイントを攻略するのに向いています。
ウェイトが軽いのでロングキャストが不得意なのが難点ですが、産卵直前からの瀬に入っているマルタを狙うことに関しては3.5gより得意です。
ブレードが3.5gよりひと回り小さく、アピールが弱い気もしますが瀬に入っているマルタには大好評なのでシーズン後半などはお世話になることが多くなるルアーです!
オススメルアー5:HMKL/k-1ミノー65SP
おすすめルアーの5つ目は、HNKL(ハンクル)のバス用i字形ルアー、k-1ミノー65SPです。

バス釣りでのワカサギパターンを攻略するために開発されたこのミノーですが、瀬に入ってからのマルタウグイ攻略でも大活躍してくれます!
主にチャラ瀬で使用することが多く、アップストリームに投げたらラインスラックをとってリールを巻かずに流すのを繰り返すとかなり釣れます!
マジでポイントさえ良ければノーアクションで勝手に釣れるのでその破壊力を体感してもらいたいです。
おすすめルアー6:ima/サスケSF-95
おすすめルアーの6つ目は、ima(アイマ)のシーバス用シンキングペンシル、サスケSF-95です。

運河や港湾部のシーバスを狙うときに優秀なima、サスケシリーズ。その中でもスローフローティング(SF)の製品は瀬に入ったマルタウグイ攻略の際も欠かせないレベルの活躍をしてくれます!
使い方は先ほどのk-1ミノーと同じような感じで、アップに投げてリールを巻かずに流すだけです。
ウェイトがあるのでベイトタックルでも気持ちよく投げられますし、小型のフローティングミノーに対して魚がスレて反応が悪くなってきた時などはサスケSF-95の出番です!
マルタウグイの釣り方はこちら!!
最後に河川別のマルタウグイの釣り方についての僕が書いた記事のリンクを貼っておきます!
東京近郊でマルタウグイが釣れる河川をピックアップし、実際に現地で釣りをしまくってポイントや釣り方を詳しくまとめたので是非!!

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