埼玉県を流れる日本を代表するドブ川、荒川。
そこに生息する日本の天然記念物、ウナギ。
今回は荒川でのウナギ釣りについて紹介していきます。
目次
絶滅危惧種のウナギが荒川にいるってほんと!?
外洋や清流など、綺麗な水がある環境に生息している印象が強いニホンウナギ。ましてや絶滅危惧種であるウナギがあんなきったない荒川に本当に生息してるの??って感じですが、実は意外と多くの個体が荒川で生活しています。
晩春から夏にかけて活動が活発化するウナギは、東京近郊だと今回紹介する荒川の他にも、多摩川、相模川、酒匂川などの中大型河川から川幅1メートルくらいの用水路にまで広く生息しているので釣りのターゲットとしても広く知られています!
一応絶滅危惧種に指定されており、ちょっとしたレアキャラ的存在のウナギですが仕掛けと狙うべきポイントさえ掴めばそう遠い存在ではありません。
街中を流れる荒川や多摩川にも生息しているので、安全に気をつけつつも気軽に狙ってみましょう!
ポイントや餌、仕掛けや釣り方等、 ウナギ釣りに必要な情報まとめ!
荒川のウナギ釣りについてのアレコレです。
今回はあくまで荒川でのウナギ釣りについて書いていきますが、全然他の河川でも使える情報なので参考にどうぞ!
シーズンは梅雨から秋にかけて!
ウナギを狙うシーズンですが、ズバリ梅雨から秋にかけてです!
海からやってきたウナギたちは、水温の上昇や梅雨の増水で活性が上がり、夜な夜な河川で餌を探しはじめます。
また、秋は越冬に備えるために餌をたくさん食べる時期(通称荒食い)なので釣れやすいという有力な説もあります。
昼間よりも夜釣りがおすすめ!
ウナギを狙う時間ですが、昼間よりもやはり夕方から夜にかけてが多く釣れる印象です。
警戒心なのか夜行性の魚ゆえなのか分かりませんが、昼間に釣りをしてもニゴイやセイゴの割合が高く、ウナギが0なんて日もあります。
なので、時間に余裕がある方は夕マヅメから日没後3時間を目安に釣りをしましょう!
(夜の荒川は治安がアレなのでお気をつけください。)
天気は曇りか雨の日が好活性!
釣りをする日ですが、雨や曇りなどの薄暗い日がよく釣れます。
鳥などの外敵から見つかりにくいのかハッキリとした理由はわかりませんが、快晴ピーカンの日よりかは天気が悪い方が釣果はいいです。
あとは雨上がりなどの少し増水し、濁りが入ったタイミングも好活性が期待できます。
上流から餌となる川虫やエビ、ミミズなどが流れてくるのかはっきりした事はわかりませんが、ベテランの方と話しているとこの話題はよく出てきますし、実際自分もそう思っています。
餌はドバミミズや冷凍イカ、サバの切り身などがGood!
ウナギを狙う餌ですが、彼らは肉食なのでそれに合わせて動物性の餌を用意します!
コストがかからないものだと公園でゲットできるドバミミズやウナギと生息域が被るテナガエビ、その他カニ等の甲殻類が挙げられますし釣具屋さんに行けば冷凍のイカやサバの切り身が置いてあるのでそちらもおすすめです。
ちなみに釣り具屋さんに置いてあるミミズ(多分アカミミズ)よりも、公園や雑木林にいるドバミミズの方が魚からの反応がいいです。
ウナギを狙うぶっ込み釣りのタックルと仕掛けの作り方につい て!
ウナギ狙いのぶっ込み釣りの仕掛けの作り方です。
特に難しい仕掛けではないので初心者の方でも作れるのと、オモリの号数やハリスの太さはフィールドによって調節した方がいいこともあるのでそれを踏まえた上で参考にどうぞ!
用意するものは
・道糸
フロロ、ナイロンは2〜3号あれば充分。PEラインなら1号前後。
・中通しオモリ
6号を基準にフィールドによって重さを多少変える。
・サルカン
サイズは大体で大丈夫。オモリの移動を制限する働きをする。
・ハリス
ウナギ用のものがベストだが、もし無ければカレイやキスを狙う投げ釣り用のものでも可。
の4種類です!
仕掛けの作り方としては、
まず道糸(今回はPE1号)に中通しオモリ○号を通します。
通せたら道糸の先端をサルカンに結び、
さらにそのサルカンにハリスを結んで、
(今回は見やすくするためにハリスを短くして写真を撮っています。)
完成です!
あとは針に餌をつけるだけで釣りが開始できます!
竿とリールはバス用のものでも大丈夫!
ウナギ釣りに使う竿は投げ釣り用のものが基本ですが、持っていない場合にはスピニングのバスロッドやシーバスロッドでも十分に代用することができます!
竿のスペックに対して重すぎる仕掛けの場合は、フルキャストすると折れる恐れがあるので慎重に下から投げましょう。
また、置き竿で待つ場合はタックルに傷が入る場合があるので、そういうのが
現地民が教える荒川のウナギ釣りポイント4選!
荒川のウナギ釣りポイントについてです!
彼らの住処はゴロタ周りやテトラポッド、足元の護岸、橋脚のえぐれなど様々で、そこに餌を流すことが釣りの際には重要になってきます。
ですが、ウナギが付く障害物が水中にある場合や初見のフィールドの夜釣りなど、ポイントを見つけづらいことも多いです。
なので今回は、初めて荒川へ行く人のために荒川中流〜下流域のウナギ釣りで有名なポイントを4つ紹介していきます!
※地元の小場所を書いてしまうとポイントの荒れにつながるので、本当に有名かつ近くに駐車場があるポイントだけを紹介します。
笹目橋
荒川のウナギポイントの1つ目は、東京都板橋区から埼玉県戸田市を結ぶ橋、笹目橋周辺です!
橋の埼玉側は広くテトラ帯、東京側はゴロタ&テトラになっており、ウナギはもちろんシーバスやラージ、ブルーギル等も多く生息しているポイントです。
よく整備されていて足場もよく、サイズを問わずウナギが釣れるのですが、釣り人も多いのでトラブルにならないように釣りをしましょう。
駐車場が近くにあります。
戸田公園
荒川のウナギポイントの2つ目は、笹目橋から少し川を下った戸田公園の近くです!
ここも足場がよく、ポイントの左右は適度にカバーが沈んでいて魚がいるので、ブッコミ釣りをしている人がよくいます。(セイゴがよく釣れています)
夕方まではボートが出入りしているのでそれに気をつけながら、夜は濡れたスロープに気をつけながら釣りをしましょう!
駐車場が近くにあります。
戸田橋
荒川のウナギポイントの3つ目は、戸田公園から程近い、戸田橋周辺です!
ポイントとしては笹目橋と似ていますが、埼玉側がテトラではなく護岸なので注意です。
ここもよくブッコミ釣りの人がいるポイントで、ウナギとセイゴがよく釣れています。
近くに駐車場があります。
岩淵水門
荒川のウナギポイントの4つ目は、北区にある荒川と隅田川の境目、岩淵水門周辺です!
川の流れが複雑でカバーも多く、全体的にゴロタや護岸なのでウナギの個体数が多いポイントになっています。
シーバスのポイントとしても有名でその他ハゼやカニ等生命感のあふれる場所なので釣り以外も楽しめます!
近くに駐車場があります。
仕掛けを投げたらひたすら待つだけ!?釣り方について!
針に餌をつけたらあとは投げて放置です!
僕の場合は置き竿1〜3本で、20分くらいアタリがなければ一度仕掛けを回収してみて餌がついているかどうかを確認しています。
もし餌が残っていても、古い餌より新しい餌の方が反応が良いので、余裕があれば毎回付け替えるのも手です!
荒川で釣ったウナギは臭くて食べられない!?泥抜きすればイケる…?
荒川で釣ったウナギが食べれるかどうかですが、食えるか食えないかで言えば食べれると思います。
というのも、やはり環境が環境なのと、素人がウナギを捌く難易度が高いという理由から僕は食べたことがありません。
家で泥抜きをしようとクーラーボックスで持ち帰ってきても、蓋を開けた瞬間のあのドブの匂いを嗅いでしまったら食べる気が失せます。
なので、勇気のある方は是非食べてみてください!(長時間の泥抜きをおすすめします)
まとめ
荒川のウナギ釣りまとめです!
・荒川にはウナギがいる!
・シーズンは梅雨から秋!
・曇りや雨の日の夕マヅメがアツい!
・餌はミミズやイカ、サバ等!
・釣ったウナギは食べれるけど臭い!
って感じです!
東京と埼玉の間を流れる荒川、近場で手頃に楽しめるのがウナギ釣りの一つの魅力でもあります。
これからの寝苦しい季節は、夜の荒川で涼みながらウナギ釣りにチャレンジしてみても良いかもしれません。
ありがとうございました。
釣行記!
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